オリンピック運営の大型商業施設内に出店! 「ロピア新座店」の売場を解説

2023/11/01 05:59
矢野清嗣
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総菜はオリジナル商品が充実!

 ロピアの総菜売場は店舗によって大きく異なり、新座店は開店からそれほど日が経っていないが落ち着いた雰囲気となっており、繁盛店とは異なり欠品も少なく、補充もスムーズに行われているようだ。

 売場でひときわ大きな存在感を放っているのが、名物商品の箱入りピザで、同コーナーでは「マルゲリータ」「イタリアンピザ」(各580円)などピザ5種を山積みしていた。2枚1111円、3枚1515円、5枚2222円とまとめ買いの割引も行っており、多くのお客が買物カゴに入れていた。

 平台では、「焼鳥つめ合わせ16本」(980円)、小林さんちのナポリタン」(600円)、「モンスターバーガー」(666円)、「UFOチキン」(880円)などこちらもおなじみのボリューム感あふれる商品を販売する。

 もう1つロピアの総菜売場で特徴的なのが、冷凍総菜の取り扱いだ。グループ会社の利恵産業で製造する冷凍ピザのほか、「料理の鉄人」で知られる道場六三郎氏監修の冷凍和総菜など15品目を扱う。

総菜売場で目を引くのが冷凍総菜の扱うで、調査日は東欧ジョージアの名物料理「シュクメルリ」を販売していた

平日と週末で売場が変化!

 続く鮮魚では、入口側からみて右側壁面に丸物と切身、寿司を展開する。寿司コーナーは平日は冷蔵ケースに商品を並べているだけだが、週末は、主に最近の新店で導入している対面の寿司バラ売りを行っており、平日と週末とで売場を変化させている点が目を引いた。

 調査日は、丸物コーナーで「赤えび12尾」(1000円)を目玉商品として提供しており、の専任担当者が商品をアピールしていた。「あわび」「さざえ」「シジミ」など貝類も充実させていた。切身コーナーでは「メカジキまぐろ4切」(590円)のほか、「小鯛レモン焼き」(590円)など、家庭で簡単に調理できる簡便商品も導入していた。

鮮魚売場で販売していた「魚萬 ほぼ海鮮巻き(鉄火・サーモン)」。「ほぼ具」の表示のとおり、たっぷりと入った具材が特徴だ

 週末の対面寿司では、 8尺のスペースで、「大トロ」(1貫300円)、「中とろ」(同250円)、「かんぱち」(同200円)など28種類を提供していた。レギュラーの寿司コーナーでは、「魚萬寿司」(30貫3990円)、(18貫2390円)、「ちらし寿司」(1190円)、「ねぎとろ丼」(690円)、「鉄火丼」(790円)、「ほたていくら丼」(990円)などのほか、「二色の紅鮭ほぐし飯」(400円)、「あさりごはん」(300円)など値ごろ感のある商品も販売。こうした米飯関連商品は、鮮魚の戦略商品となっており、売上・利益に大きく貢献していることだろう。

鮮魚売場で販売していた冷凍のくじらベーコン
主通路平場側の冷凍ケースでは冷凍魚を充実させている。写真はロシア産の「塩紅鮭(中辛)」(100g290円)

 そのほか平場冷凍ケース44尺では、冷凍の鮭やクジラなどを充実させており、冷凍鮭ではチリ産の「銀鮭甘口切身(冷凍・養殖)6切入」(1000円)を戦闘に、箱入りの「村上塩引鮭」(5500円)、北海道産の「逆しお秋鮭217g」(434円)などを販売。クジラ肉では、「鯨ベーコン」「赤身肉」「胃袋」など9品目を扱う。こうしたユニークな品揃えもロピアの強みと言えよう。

 後編は看板部門の精肉、日配、加工食品の売場を見ていく。

(店舗概要)
所在地 埼玉県新座市中野2‐2‐38 OSCデオシティ新座1階
開店日 2023年7月26日
売場面積 約580坪(歩測)
営業時間 10:00~20:00
駐車台数 約1000台(施設全体)

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