EC拡大で頭角表す、東南アジア3つの”物流ユニコーン”とは

菊谷信宏
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 筆者が東南アジアで生活するようになって12年が経過したが、最近、Eコマースにおけるロジスティクスが劇的に改善されてきたことを実感している。つい先日まで東南アジアのEコマースといえば、「注文しても商品がいつ配達されるかわからない」「到着時にパッケージが破損しているのは当たり前」「追跡機能なし」「クレームを入れても満足な回答が得られることはレアケース」と相場が決まっていた。

 しかし、ここ1~2年で、クレームを入れると即返金、注文商品が翌日に届くことも当たり前になりつつある。トレーサビリティ機能も充実しており、アプリを開けば注文商品がどこに所在しているかも一目瞭然である。

 コロナ禍において東南アジアのオンライン消費が爆発的に伸長したのはよく知られているが、実はそれと同時に、Eコマースを支えるロジスティクス領域も急速な進化を遂げていたのである。

インドネシア発の“物流ユニコーン”

 そうした体感を数字で明快

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