英アストラゼネカ、新型コロナワクチン生産で米エマージェントと提携

ロイター
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6月11日、英製薬アストラゼネカは、米医薬品メーカーのエマージェント・バイオソリューションズと提携し、候補となっている新型コロナウイルスワクチン3億回分の生産につなげると発表した。ニューヨーク証券取引所で2019年4月撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

[11日 ロイター] – 英製薬アストラゼネカは11日、米医薬品メーカーのエマージェント・バイオソリューションズと提携し、候補となっている新型コロナウイルスワクチン3億回分の生産につなげると発表した。

アストラゼネカは世界的にワクチン製造契約を結んでおり、20億回分のワクチンを生産する目標を実現しようとしている。米マイクロソフト創業者、ビル・ゲイツ氏が支援する事業に加え、米国政府と12億ドルの契約も結んでいる。

アストラゼネカのワクチン治験は中盤の段階に進むところで、6月か7月、効果について最初のシグナルが示されそうだ。新型コロナのワクチンや治療薬で認可されたものはなく、専門家は安全で効果的なワクチンは開発を始めてから少なくとも12─18カ月かかる可能性があると、慎重な見方を示している。

エマージェントは前週、米政府との間で6億2800万ドルの契約文書に署名した。候補となっている新型コロナワクチンの製造能力を2021年まで確保するのが目的。

同社は11日、アストラゼネカに対し開発サービスや分析試験、医薬品成分の製造過程を提供すると発表した。アストラゼネカとの契約額は約8700万ドル。

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