独SAP、クラウド事業が好調 見通し引き上げ

ロイター
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SAPのロゴ
ドイツのソフトウエア大手SAPは21日、クラウドデータベースの需要が拡大しているという見方を示した。写真は、同社のロゴ。2021年1月22日にスイスのレーゲンスドルフで撮影。(2021年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[ベルリン 21日 ロイター] – ドイツのソフトウエア大手SAPは21日、クラウドデータベースの需要が拡大しているという見方を示した。

第3・四半期決算は速報値と変わらず。先週引き上げた通期予想も据え置いた。

同社は通期のクラウド収入が16─19%増となり、クラウドおよびソフトウエア収入が2─4%増加するとの見通しを示していた。

第3・四半期の主力データベース「S/4HANA」のクラウド・バックログは、為替変動を除くベースで58%増。受注状況を示すカレント・クラウド・バックログは22%増。

ルカ・ムチッチ最高財務責任者(CFO)は電話会議で「クラウド収入は収入全体の35%を占めている」と述べた。

同社は通期のクラウドおよびソフトウエア収入を2億ユーロ引き上げ238億─242億ユーロとした。

第3・四半期の調整後売上高は5%増の66億8000万ユーロ(77億ドル)、調整後の1株利益は2%増の1.74ユーロ。傘下のベンチャーキャピタル、サファイア・ベンチャーズが再び業績に寄与した。

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