和歌山地盤のオークワ、売上総利益率が5期連続伸長の理由とは
オークワは、和歌山県を本拠として近畿・東海の1府7県で154店舗(2021年2月期末時点)を展開する食品スーパー(SM)企業だ。直近では営業利益・経常利益で3期連続増益が続いており、ROAは3期連続、売上総利益率は5期連続で伸長している。総菜の自社工場商品の拡販が粗利改善の要因の1つだ。
最新期である21年2月期の連結業績は、営業収益2792億円(対前期比5.2%増)、営業利益78億円(同127.5%増)、経常利益80億円(同113.4%増)当期純利益37億円(同165.0%増)の増収増益だった。22年2月期までの中期経営計画で目標としていた営業収益2700億円を前倒しで達成した。
既存店売上高は、18年2月期以降前年実績を下回っていたが、21年2月期は同6.2%増となった。客数は同2.2%減となったものの、客単価は同8.6%増と伸びている。
単体ベースでの業態別売上高構成比をみると、
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