オークワ
2026年度に営業収益2900億円、営業利益70億円をめざす
和歌山県を地盤に近畿圏、東海圏で店舗を展開するオークワの2023年度(24年2月期)連結業績は、営業収益2473億円(前年度比0.2%増)、営業利益28億円(同1.3%減)、経常利益30億円(同1.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益10億円(同7.7%増)だった。
同社は商勢圏でのシェア拡大に向けて業態を再構築するとともに、業務効率化、顧客ニーズに対応できる商品・サービスの提供に取り組んだ。商品面では、独自の差別化につながるプライベートブランド「オークワプランド」の開発に取り組んでおり、健康的で豊かな食生活につながる商品の開発に注力した。また、製造小売業として自社食品工場のオーデリカファクトリーで製造する総菜ブランド「O-SOZAi」を中心に独自の視点で原材料や味付けにこだわった商品の開発に取り組んだ。販売面では、地域密着、低価格訴求、高級志向、ワンストップショッピングなどの視点から4つの業態を展開している。顧客ニーズに対応する多角的展開により生活インフラとして地域貢献につなげている。店舗面では、2店舗をオープンし、1店舗を閉鎖。23年度末店舗数は153店舗となった。既存店活性化では大淀西店(奈良県)、神前店(和歌山県)などを改装した。店舗を拠点とするネットスーパーは2店舗を追加し21店舗となった。
中期経営計画の初年度となる24年度は、「変わらぬ想いで、変わり続けるスーパーマーケット」の具現化をめざし、26年度目標である営業収益2900億円、営業利益70億円(連結)の達成に向けて、「業態の再構築」「店舗の生産性の向上」「オークワブランドの商品開発拡大」「マーケティング戦略の構築」「業務革新によるコスト削減具現化」「人的資本価値の最大化」「サステナビリティ経営の深耕」も取り組むとしている。連結業績は、営業収益2590億円(23年度比4.7%増)、営業利益35億円(同21.2%増)、経常利益35億円(同14.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益12億円(同20.0%増)を見込んでいる。
代表取締役社長 : 大桑 弘嗣
売上高 | 売上高 総利益率 | 売上高 営業利益率 | 売上高 販管費率 | 売上高 経常利益率 | 売上高 当期純利益率 |
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247,378百万円 | 26.5% | 1.1% | 30.4% | 1.2% | 0.4% |
決算期:2024年2月 / 連結