オークワ、本決算は大幅減益

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オークワ外観

 オークワ(和歌山県)が4月1日に発表した2025年2月期決算(連結2024年2月21日~2025年2月20日)は、営業収益が前期比1.1%増の2,501億5,000万円、営業利益が54.0%減の13億2,800万円、経常利益が53.5%減の14億4,200万円、純利益については23億8,100万円の損失となった。

 連結会計年度は、新規3店舗の出店に加え、デリカ&ベーカリー専門店「ANDDELICA谷町店」とギフト・酒専門店「あった小町by Pare Marche」の2店舗をオープン。

 連結子会社のオークフーズは、客数の増加、人員不足の解消などで増収増益を達成したが、農作物などの加工・配送業務を担うサンライズが、諸経費の増加で減益となった。

 連結ベースでは、売上原価の28億8,100万円増加が、売上総利益の3億9,200万円減につながり、営業収入は2億8,200万円増えたものの、営業総利益が1億900万円減少。一方、販管費は14億5,200万円増え、営業利益で15億6,000万円減らすこととなった。また、39億1,800万円の減損損失を計上したことで特別損失が膨らみ、純損失が発生した。

 総資産は38億6,700万円減の1,286億2,900万円、純資産は41億5,200万円減の745億2,700万円。自己資本比率は前期末の59.1%から57.7%へ1.4ポイントダウンした。

 2026年2月期の連結業績については、営業収益で3.5%増の2,590億円、営業利益で58.1%増の21億円、経常利益で45.6%増の21億円、純利益で8億円を予想。大幅な利益回復を見込んでいる。

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