ソフトバンク、値下げで今期営業利益横ばい 来年度1兆円目標は維持

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5月11日、ソフトバンクは、2022年3月期の連結営業利益見通しを9750億円と発表した。東京都で2月4日撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 11日 ロイター] – ソフトバンクは11日、2022年3月期の連結営業利益見通しを前期比0.4%増の9750億円と発表した。法人事業は在宅勤務の広がりなどを背景に堅調を維持するが、携帯事業を運営する主力のコンシューマー事業で、料金の値下げが重しになるという。

IBESがまとめたアナリスト19人の予想平均は9850億円。会社見通しはほぼ市場予想通りだった。

決算の主な内容は以下の通り。

*コンシューマー事業の営業利益見通しは前期比2.5%減の6420億円。

*法人事業部門は同18.8%増の1280億円。顧客のデジタル投資が追い風。

*前期連結営業利益は6.5%増の9707億円。法人事業が28%増益とけん引。

会見した宮川潤一社長の主な発言は以下の通り。

*携帯料金値下げとLINE統合に伴う償却、今期1000億円超の営業減益要因。

*モバイルの契約増や法人事業の増益など1050億円の営業増益で補う。

*PayPay決済取扱高、前期は2.6倍の3.2兆円。

*PayPay決済取扱高、今期もそれに近く成長してくれたらと思っている。

*現在持分法適用のPayPay、22年度以降に連結子会社化する。

*22年度の連結営業利益1兆円目標は変更しない。

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