ベルメゾン、かゆいところに手が届く商品開発に欠かせない独自の調査手法とは

2023/07/06 05:56
小内三奈
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長く愛着をもって使用してもらいたい、リサイクル・リユースも強化

リバーシブルキッチン隙間ワゴン
リバーシブルキッチン隙間ワゴン

 現在、同社の売上トップはインテリア雑貨で、全体の4割を占める。代表的なヒット商品となっているのが、一級遮光カーテンや収納家具だ。中でも、収納家具はファッション用品に比べて競合が少ない上に、ビフォーアフターをわかりやすく伝えやすいことから、ECでも根強く売れ続けているジャンルだという。

 「冷蔵庫の横のほんのわずかなスペースなどを活用できる隙間収納は、家具屋さんでは扱っていないし、ホームセンターにも置いていない。当社オリジナルの隙間収納ワゴンは、どこに行っても見つけられなかった、“ありそうでなかった商品”として大変好評をいただいている」(髙橋氏)

 競合にはないユニークな商品の開発を目指す一方で、注力するのがサステナブルな社会に向けた取り組みだ。環境に優しく、愛着をもって長く使い続けてもらうためには何が必要か、循環型モデルの構築に向けて模索を続けている。

 髙橋氏は、「できるだけ長くご使用いただけるように商品開発を進めるのはもちろんだが、使用中、使用後までを考え、クリーニングや補修などのメンテナンス、不要となった商品の引き取りまでをトータルでご提案できるようなサービスを検討しているところ」と話す。

 すでに202211月から、衣料品について『kimawari fashion』(キマワリ・ファッション)という宅配買い取りサービスを始めている。ベルメゾン以外でもOK、ノーブランド品も含めて不要となった洋服、ファッションアイテムを段ボールに詰めて送れば、同社にて無料査定を行い、引き取り額を現金またはポイントで還元する。申し込みに対して、現状、査定が追い付かないほどの人気ぶりだという。

 「私たちが責任をもって、リユース・リサイクルしようとはじめたが、開始直後から予想以上の大きな反響があった。きれいにクリーニングしてお手紙までつけて送ってくださる会員さんもいて、お客さまのリサイクルへの関心の高さを改めて認識している」

 よりよい商品・サービスの開発を続け、顧客とともにサステナブルな社会に向けた挑戦を続けようとするベルメゾン。同社独自の新たなビジネスモデルを模索しながら、今後も“かゆいところに手が届く”ライフスタイルを提案し続ける。

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