イオン、有機食品スーパー展開へ、フランス・ビオセボン社と合弁で

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 イオンは、フランスを中心にヨーロッパで有機食品スーパーを展開するビオセボン社(パリ)のノウハウを生かして日本で有機食品スーパーのチェーン展開に乗り出す。

 ビオセボン社のベルギーの親会社と折半出資で6月に「ビオセボン・ジャポン」(千葉市)を設立、イオンリテール取締役専務執行役員食品商品企画本部長の土谷美津子氏が代表取締役に就任する。

 フランスの有機食品の年間売上高は約5700億円(農林水産省「オーガニック・エコ農業の拡大に向けて」2016年2月)で、米国、ドイツに次いで3番目の市場規模を持ち、ビオセボンはパリ市内だけで小型の有機食品スーパーを90店舗展開している。

 日本の有機食品市場規模は約1300億円(同)と3兆円を超えるといわれる米国に比べてはるかに小さいが、政府は有機農産物の安定供給体制の構築に向けた施策を進めていく計画で、今後は市場規模の拡大が見込まれる。

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