【三越伊勢丹】 営業利益は2.8%減の241億円、12年4~12月期

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 三越伊勢丹ホールディングスが発表した2012年4~12月期の連結業績は売上高が前年同期比1.4%減の9196億円、営業利益が2.8%減の241億円と減収減益だった。

 大阪・梅田のJR大阪三越伊勢丹の営業不振で持分法投資損失70億円を営業外費用に計上したため、経常利益は24.0%減の261億円となった。

 セグメント別では主力の百貨店業において、伊勢丹新宿本店の改装に伴い売り場の一部を閉鎖したことなどが響いて売上高は1.7%減の8347億円、営業利益は6.6%減の169億円となった。

 小売・専門店業では、食品スーパーとして3年ぶりの新規出店となる「クイーンズ伊勢丹ふじみ野店」(埼玉県ふじみ野市)を開業、また、会員制食品宅配の「三越伊勢丹エムアイデリ」の展開を始めるなどしたが、売上高は1.1%減の655億円にとどまった。出店投資費用などが膨らんだことで営業損益は4億円の赤字(前年同期は約5億円の黒字)となった。

 13年3月期通期の業績見通しは、売上高が0.5%増の1兆2340億円、営業利益が4.9%増の250億円と従来予想を据え置いた。

 なお、同社が発表した13年1月の売上高は既存店ベースで前年同月比3.8%減となり、2ヵ月連続で前年実績を下回った。

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