【米ウォルマート】世界共通の環境格付け開発へ、商品ラベルに表示

2009/10/13 16:42
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 米ウォルマート・ストアーズは商品ラベルに表示する世界共通の環境指標の開発に向けて始動した。第1ステップとして世界中の取引先10万社に対して環境対策に関する質問票への回答を求める。質問票は「エネルギー・温暖化対策」「原材料の効率的利用」「天然資源」「従業員・地域社会への責任」の4分野、15項目の質問で構成される。米国内の主要取引先は9月末まで、そのほかの取引先については国ごとに期限を定め、回答を要請する。

 

 第2ステップとして全取引先からの回答内容をデータベース化し、独自の環境指標を開発する。大学、小売業、サプライヤー、政府機関、NGO(非政府組織)が参加するコンソーシアムを立ち上げ、指標の開発に当たる。

 

 そして、第3ステップとして指標を基に消費者が一目でわかるような環境格付けを開発し、数字や色分けによって商品ラベルに表示する。指標や格付け、ラベルへの表示法についてはウォルマートだけでなく、他の小売業が共通して使用できるものにする。

 

 7月16日に取引先や従業員を集めた会合で、ウォルマートのマイク・デュークCEO(最高経営責任者)は、「この指標はサプライチェーンの透明性を高め、製品革新を促すと共に、消費者が製品のサステナビリティ(持続可能性)を評価するのに必要な情報を提供することになるだろう」と語った。

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