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第3回

2010年4月1日

赤城乳業 『デッカルチェ』

岩槻 良子

 商品購買調査データQPR(TM)から、実際の商品購入者を分析! ヒット商品の成功要因をリポートする連載コーナー。第3回は、日本食糧新聞社「第28回優秀ヒット賞」受賞、年間売上目標10億円を2.5倍上回る見込みでヒットしている赤城乳業のカップアイス『デッカルチェ』を取り上げる。

 

 

赤城乳業が2009年3月に発売したデザートアイス。210ml大容量サイズの「でっかさ」と、ケーキのような「かわいさ」が人気を呼んだ。発売より1年の2010年3月時点で4フレーバー展開中。希望小売価格は126円(税込)。

 

 

 

 例年7月・8月の2カ月間に最需要期を迎えるアイスクリーム市場。2009年も購入ボリュームの山場が7月・8月に迎えたなか、4月と9月に躍進を見せたカップアイスがあった。09年3月に赤城乳業から発売された「デッカルチェ」である。

 

超定番が上位に並ぶなか、発売月から快走

 

 「デッカルチェ」は、容量210mlという、今までにない“でっかさ”と、ケーキのような見た目の“かわいさ”を特徴としながら、126円(税込)という、お手軽価格を実現したデザートカップアイス。09年3月には「ティラミス」と「プリン」の2種、同年9月には「ショートケーキ」フレーバーを発売。アイスクリーム(パーソナル商品)の100人当たりの購入金額では、超定番商品が上位を占めるなか、4月・9月ともにトップ10入りを果たした。

 

 

スーパーに力点を置いたチャネル戦略

 

 「デッカルチェ」の購入場所を見ると、スーパーが80%、コンビニエンスストアが10%となっている。アイスクリーム(パーソナル商品)全体の購入場所において、スーパーが62%・コンビニエンスストアが27%であることから、スーパー比率がきわめて高いことがわかる。

 

 

  「デッカルチェ」のチャネル戦略について、赤城乳業のマーケティング担当・萩原氏は「弊社は、もともとコンビニエンスストア向けの商品を得意とするメーカーでした。そこに課題感をもち、全チャネル向けの商品として、戦略を練りに練って発売したのが『デッカルチェ』です。スーパーの改廃期をねらって投入し、テレビCMもその時期に合わせて出稿しました」と語る。最需要期の前後時期、定番商品ばかりが多く並ぶスーパーの売場において突如、でっかくてかわいいアイスが登場し、存在感を発揮したものと思われる。

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