【仏カルフール】1Qの売上高5.5%増、既存店1年半ぶりのプラス

2010/04/20 15:11
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 小売業世界2位の仏カルフールは2010年第1四半期(1~3月)の売上高が前年同期比で5.5%増の239億ユーロ(約2兆9700億円)になったと発表した。過去6四半期連続でマイナスが続いていた既存店売上高は0.3%の増収(ガソリン販売と為替変動の影響を除く)に転じ、1年半ぶりのプラスとなった。

 

 売上高の41%を占めるフランス国内では、ハイパーマーケット業態は既存店ベースで2.9%の減収だったが、スーパーマーケット業態(Carrefour Market)が好調で既存店で4.8%の増収を確保した。コンビニエンスストアの「Carrefour City」(都市型)と「Carrefour Contact」(郊外型)、ハードディスカウントストアの「Dia」も好調だったが、全業態を合わせるとフランス国内の既存店売上高は0.6%のマイナスだった。

 

 一方、売上高の34%を占める新興国市場は大きく伸びて、全体の成長を引っ張った。中国の既存店成長率は4.5%増で過去2年で最も高い数字を記録。ブラジルを中心とする南米市場では10.1%増と既存店で2ケタ成長を達成した。

 

 新興国市場ではハイパーマーケット16店、スーパーマーケット22店、ハードディスカウントストア77店を出店した。

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