米イーライリリーと加アブセレラ、新型コロナ治療薬を共同開発

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米医薬品大手イーライリリーと非上場のバイオテクノロジー企業アブセレラ・バイオロジクスは12日、新型コロナウイルス感染症を治療・予防するための抗体製品を共同開発すると発表した。写真はイーライリリーのロゴ、ニューヨーク証券取引所のディスプレーで2018年撮影。(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

[12日 ロイター] – 米医薬品大手イーライリリーと非上場のバイオテクノロジー企業アブセレラ・バイオロジクスは12日、新型コロナウイルス感染症を治療・予防するための抗体製品を共同開発すると発表した。

バンクーバーに拠点を置くアブセレラは既に、新型コロナの感染予防や感染症治療に使えそうな抗体の発見に取り組んでいる。両者は当初の開発コストを半分ずつ負担、 その後の開発、製造、販売はイーライリリーが責任を負うとしている。

イーライリリーの最高科学責任者(CSO)、ダニエル・スコブロンスキー氏は「今後4カ月以内に治験を行うことだ」と語った。

新型コロナ感染の治療薬の開発には、ギリアド・サイエンシズやバイオジェンもすでに乗り出している。

バイオジェンも12日、モノクローナル抗体での新型コロナ治療薬開発でVIRバイオテクノロジーと提携すると発表した。

ギリアドは新型コロナ感染症患者を対象に同社の抗ウイルス治験薬レムデシビルの有効性を調べる治験を行っており、来月までに結果が判明するとみられている。

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