都心の明治公園、カフェやレストラン、売店など整備、PFI事業で

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東京都が国立競技場の前庭にあたる都立明治公園を整備する(完成イメージ図)
国立競技場の前庭に当たる約1.6haの土地を緑豊かな公園として整備する(画像は完成イメージ)

 東京都は、国立競技場の前庭に当たる都立明治公園に樹林地や広場、飲食・物販施設などを整備する。民間の資金や経営ノウハウを活用して公共施設の建設や管理・運営を行うPFI事業として、東京建物を中心とする企業コンソーシアムが整備と維持管理・運営を請け負う。

 明治公園の周辺には国立競技場のほか、秩父宮ラグビー場、神宮外苑球場、東京体育館などの大規模な集客・スポーツ施設が集積している。東京都では都立公園としては初めて都市公園法に基づく公募設置管理制度「Park-PFI」を活用することを決め、東京建物を代表に三井物産、日本工営、西武造園など6社で構成される企業コンソーシアムを設置等予定者に選定した。

 コンソーシアムが1月25日に公表した資料によると、対象事業地の面積は約1.6ha。6月頃から整備工事を始め、2023年10月に工事を完了、42年3月まで維持管理と運営を担う。

 公園内には天然芝の「希望の広場」など合計面積約2550㎡の3つの広場や、都心部では希少な約7500㎡の樹林地「誇りの杜」を整備、飲食・物販施設はA〜Eの6棟に分けて配置する。

 A棟(建築面積約600㎡)はカフェやリラクゼーション施設など、B棟(約200㎡)はカフェ、C棟(約140㎡)とD棟(約120㎡)はレストラン、E棟(約120㎡)にはアウトドアショップが入る予定だ。

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