バイヤー必見!今行くべき専門店 ブーム到来中のカレーパンでイチオシの3店

2022/04/25 05:54
    有木 真理 (ホットペッパーグルメ外食総研所長)
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     今回のテーマは「カレーパン」。カレーはラーメンの消費量を超え、いまや日本食を代表するメニューといっても過言ではない。そのカレーの進化形といえる「カレーパン」が昨今ブームとなっている。

     その背景にはカレーそのものの人気や、魅力的な商品、話題の店が登場したことなどがあるが、新型コロナウイルス感染拡大による人々のライフスタイルの変化により起こった食生活の変化も大きな影響をもたらしていると考える。リモートワークなどで日常の活動量が減ったことにより、3食のうちの1食を、おやつ以上食事未満の「0.7食程度」にする人が増えている。このカレーパンはまさに「0.7食」にぴったりのメニューと言える。カレーライスだとしっかり1食だが、カレーパンなら手軽に食べられる。

     コンビニエンスストアの小さいサイズのお弁当の展開も話題になっている。ホットペッパーグルメ外食総研が提唱するこの「0.7食」は、流通業にとって今後さらに注目のマーケットであると考える。今回は、この0.7食開発のヒントをカレーパンのトレンドから探ってみたい。※新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、営業日時を変更している場合があります。詳細は、各店舗のホームページや公式SNSでご確認ください。

    ①カレー専門店発の
    本格派を味わう「天馬」

    天馬 外観
    「天馬 自由が丘店」

     同店は、今では全国に 20 店舗ほど展開するカレーパンの人気店だ。イートインでカレーライスを、テイクアウトでカレーパンが食べられるという、まさに「カレー屋さんのカレーパン」を体現しているお店である。カレー専門店だけあってそのカレーパンの特徴はなんといっても中のルーが本格的なこと。「ビーフカレーパン」「半熟卵カレーパン」など常時 4 種類程度のカレーパンが並んでおり、パッケージもシンプルなだけにより本格的なカレーであることが伝わってくる

    半熟卵カレーパン
    「半熟卵カレーパン」

    店舗名   「天馬 自由が丘店」
    所在地   東京都目黒区自由が丘1-7-15 丸栄ビル1階
    営業時間  11:00~22:00
    定休日      無休

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    記事執筆者

    有木 真理 / ホットペッパーグルメ外食総研 所長

    飲食チェーン店での勤務やフードコーディネータ、リクルートライフスタイル沖縄の代表取締役社長を経て、現職。東京と沖縄の2拠点生活を送りながら、現在は販促渉外部長も兼任。外食回数年間300回と、大の外食好きで、日本各地の外食事情に詳しく、立ち飲みから超高級店まで幅広いジャンルに精通。食を通じて「人」と「事」をつなぐ活動のオーガナイザーとしても活躍。沖縄スポーツ関連産業協会の理事も務めているため、食以外にも観光、スポーツにも関わっていることから外食だけでない視点での食トレンドを語ることができる。

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