米メルク、フレーザーCEOが6月退任 第4四半期は増収

ロイター
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米メルク、ケネス・フレーザー最高経営責任者
米製薬大手メルクは4日、ケネス・フレーザー最高経営責任者(写真)が6月末で退任し、ロバート・デービス最高財務責任者が後任として就任すると発表した。ニューヨークで2018年10月撮影(2021年 ロイター/BRENDAN MCDERMID)

[4日 ロイター] – 米製薬大手メルクは4日、ケネス・フレーザー最高経営責任者(CEO)が6月末で退任し、ロバート・デービス最高財務責任者(CFO)が後任として就任すると発表した。

66歳のフレーザー氏は米大手企業では数少ない黒人経営者の一人。移行期間の間は執行会長にとどまる。当初は2019年に退任予定だったが、定年規則を取り消していた。

11年のCEO就任後、新世代のがん治療薬として「キイトルーダ」をヒットさせた。

20年第4・四半期決算はキイトルーダの売上高が28.4%増の39億9000万ドルで、リフィニティブがまとめた予想の38億7000万ドルを上回った。

売上高は世界全体で5%増の125億ドルだった。

同社は先月、新型コロナウイルスワクチン2種類の開発を打ち切ると発表。コロナ治療薬への支出を強化する方針で、今年は営業費用が増加すると予想した。

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