コスモス薬品、21年5月期は13.9%の営業増益、食品の売り上げ好調

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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コスモス薬品の主力フォーマットは500坪サイズの郊外店だ。関東エリアにおいても出店のメーンは郊外店となる見込み
売上高の6割弱を占める食品が7.1%の増収と好調に推移した。

 コスモス薬品が発表した2021年5月期の連結業績は、売上高が前期比6.1%増の7264億円、営業利益が13.9%増の331億円、純利益が26.7%増の271億円と増収増益だった。

 売上高の6割弱を占める食品が7.1%の増収と好調に推移、医薬品は7.0%増、雑貨は5.3%増、化粧品は1.6%増だった。店舗については関東に18店舗、中部に25店舗、関西に13店舗など新たな商勢圏への出店を強化、計78店舗を新設した。これにより、期末店舗数は1130店舗となった。

 22年5月期も引き続き、関東・中部・関西での出店を拡大する。売上高は7500億円、営業利益は332億円、純利益は250億円を見込む。今期から収益認識に関する会計基準を適用するため、前期との比較は公表していない。

 なお、同社は7月12日、EC(インターネット通販)サイトの「コスモスオンラインストア」が第三者による不正アクセスを受け、約2万5000件のクレジットカード情報が流出した可能性があると発表した。

 20年2月7日から21年4月22日の間にECサイトでクレジットカード決済した利用者のカード名義、カード番号、セキュリティコードなどが流出した可能性がある。同社では4月23日にECサイトのシステムを刷新しており、それ以降の情報漏えいは確認されていない。

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