週刊スーパーマーケットニュース 4月度既存店売上ベルク20%以上、ヤオコー18.8%

2020/05/18 13:05
ダイヤモンド・チェーンストア編集部

1週間のスーパーマーケットに関するニュースをまとめた『週刊スーパーマーケットニュース』。4月のスーパーマーケット企業の営業実績が、大きく前年を上回った。ベルクは21.3%、ヤオコーは18.8%だ。今回掲載した10社中9社が2桁成長となった。ただしコロナウイルス鎮静化後の景況感は、しばらく悪化や停滞はあっても、好転はなかなか期待できないだろう。スーパーマーケットへのニーズも変わってくることが予想される。今からそれに備えるべきだ(5月8日〜14日のニュースをまとめました)。

ベルク外観

主なSM4月月次実績
既存店で売上・客単価2ケタ増

 コロナウイルス感染症拡大という特殊要因に起因したのか、全店売上、既存店売上、客単価が大きく伸長した。多くの企業が3指標とも2ケタの増加率を示し、ベルク、ヤオコーは、既存店売上が20%前後の高い伸びとなった。客単価の伸びに比べ大きく見劣りするのが客数で、前年比でマイナスとなった企業が多かった。外出自粛規制の徹底度合によるものなのか、競合店舗の密度が高いのか、都市圏で店舗を展開する企業に比較的、客数減少の傾向がみられた。
*数字は増減率(%)

企業 全店売上 既存店
売上 客数 客単価
アクシアル リテイリング 14.9 13.4 0.5 12.9
オークワ 12.6 12.1
バロー 11.2 12.9 ▲2.4 15.8
ベルク 26.5 21.3 3.5 17.2
マックスバリュ東海 64.0 12.9 ▲0.9 13.9
マックスバリュ九州 24.7 15.3 ▲0.3 15.6
ヤオコー 21.4 18.8 ▲8.4 29.6
ヤマザワ 8.0 8.6 1.9 9.7
ライフコーポレーション 15.0 ▲4.8 20.8
ハローズ 19.9 14.4 1.4 12.8

ヨークマート
新食品SMの「ヨークフーズ」1号店オープン

 千葉県市原市の「もりまち ちはら台モール」内に、5月13日、新たな食品スーパーマーケット「ヨークフーズ」の1号店「ちはら台店」をオープンした。同店は、セブン&アイ・ホールディングスがグループの成長戦略の要と位置付ける「首都圏食品戦略」の具体的施策として開店するもので、今後、首都圏において同様の屋号で店舗を展開していく。6月1日には㈱ヨークマートの商号を㈱ヨークに変更。グループの中心となって首都圏スーパーマーケット事業を統合再編し、ヨークフーズの運営を行っていく。

  • 所在地・・・・・千葉県市原市ちはら台南2-32-2
  • 売場面積・・・602坪
  • 駐車台数・・・461台(モール内共有)
  • 従業員数・・・95名(社員21名、パートタイマー74名)

ヨークベニマル
コロナウイルス「第2次支援募金」を実施

 新型コロナウイルス対策費用として、5月11日から31日までの21日間、全店・全事業所において支援金の募金活動を実施する。この取り組みはセブン&アイグループ2万2,017店舗で行い、募金については公益財団法人日本財団を通じて、コロナウイルス対策費用として医療関係などに役立ててもらう。

ユニバース
医療用マスクを2県に寄贈

 コロナウイルス感染拡大により医療現場において医療用マスクが入手困難となっている状況を受け、2009年から備蓄保管していたN95規格医療用マスク1万8,000枚を、青森県(4月27日、1万3,000枚)と岩手県(5月11日、5,000枚)に寄贈。医療現場で役立ててもらう。

ハローズ
チラシ新聞折り込みを再開

 4月24日より、ゴールデンウィーク期間の店内混雑緩和のため、チラシの新聞折り込みを自粛していたが、5月8日より、顧客の生活支援を目的とした買得商品情報を届けるため、兵庫県の7店舗を除き、これを再開した。なお、タイムサービスによる買得商品の販売は、引き続き自粛する。また、営業時間については、全店舗24時間営業を継続する。

ライフコーポレーション
各店舗で1日間の臨時店休を実施

 コロナウイルス感染拡大防止に向け、「店舗の衛生環境の維持」と「従業員の体と心のリフレッシュ」を図るため、5月18日から21日の間、各店舗1日間の臨時店休を行う。全275店舗が対象。

 またライフコーポレーションは、酪農家支援の取り組み第3弾として、5月13日より学校給食用の牛乳を各店舗で販売する。第1弾、第2弾に続く取り組みで、30日までを予定。200ml(税抜78円)3万本を用意した。

サミット
「サミットエコバッグ」の第32弾

 「サミットエコバッグ」シリーズの第32弾として、5月9日、新バージョンのデザイン1アイテムを発売した。2011年11月の発売以来、シーズンごとに新たなデザインのバッグを発売し、累計で26万袋以上を販売。今回は、市場をモチーフにした「フレッシュマーケット柄」とした。税抜95円。

オーケー
医療応援で2億円寄付

 オーケーは、コロナウイルス感染症治療の最前線で働く医療従事者のため、4自治体(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に5,000万円ずつ計2億円を寄付し、地域の医療応援に役立ててもらう。

 オーケーはまた、コロナウイルス緊急事態宣言が延長されたことを受け、従業員約1.6万人に対し、4月に続き第2回目の特別手当を支給することを決定した。週40時間契約の正社員・パートナー社員は1万円、週20時間未満契約のパート・アルバイト社員は5,000円。

ベルク
優先レジ導入と買物カゴによる入店規制を開始

 身体の不自由な方、75歳以上の高齢者、妊婦などへの配慮として、9時から20時の時間帯で、優先レジを導入した。また、店内の混雑を避けるため、店舗出入口に用意する買物カゴの数を制限する。買物カゴがない場合は、補充されるまで店外で待ってもらうようにした。

コープデリ/ユーコープ
「プラスワンプロジェクト」に賛同して酪農家支援

 農林水産省が4月21日に開始した「プラスワンプロジェクト」に賛同し、コープデリグループとユーコープの店舗で「CO-OPコープ北海道十勝牛乳」(よつば乳業委託)を特別価格で提供する。コロナウイルス感染拡大で影響を受けている酪農家を支えるため、牛乳やヨーグルトを普段より1本多く消費してもらう推進運動に賛同した取り組み。5月12日からコープデリの全店舗で、20日からはユーコープ60店舗で通常価格の5~8%引きで提供する。

コープみらい財団
2020年度の奨学生は172名

 今年度の「コープみらい奨学生」172名を決定した。今年4月に高等学校・高等専門学校に入学する1年生および在校生(進級する2年生・3年生)で、経済的負担の大きいひとり親家庭を対象とした。奨学金給付事業は、2018年4月入学の新入生から開始し、累計389名が給付を受けている。月額1万円、年12万円を3年間給付し、返済は不要。

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