【特別編集版】総売上2年ぶりに増加!日本の小売業1000社ランキング2023
GMSは新基準適用の影響大
一方、新収益認識基準により、総売上高を大きく落としたのがGMSだ。12社の総額売上高は5兆4493億円と前年から14.0%減少した。ただ、人流回復に伴いGMSの業績は回復傾向にあり、首位のイオンリテールも23年2月期決算で3期ぶりの営業黒字化を果たしている。
9月にイトーヨーカ堂(東京都)が、同じくセブン&アイ・ホールディングス(東京都)傘下のヨーク(東京都)を吸収したほか、24年にはフジ(愛媛県)、フジ・リテイリング(広島県)、マックスバリュ西日本(広島県)の統合新会社が設立されるなど、企業再編も激しいGMS。再編の動きがどう影響してくるか、来年のランキングに注目だ。
次ページ以降、売上高のほか、売上高純利益率、自己資本比率、従業員一人当たり売上高などのランキングを業態別・地域別に掲載している。業態間格差、企業間格差がますます広がっていくなか、なぜあの企業は“勝ち組”となれたのか。各指標から読み解いてほしい。
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