週刊スーパーマーケットニュース バロー、大阪府内7店舗目の「香里園店」をオープン

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)

オークワ
<第1四半期決算>前年の営業損失から黒字に転換

 262月期第1四半期決算(連結25221日~520日)は、営業収益が対前年同期比2.3%増の600億円、営業利益が5900万円、経常利益が1億円となり、営業利益は前年同期の赤字から回復して黒字に転じた。

 第1四半期は、従業員一人ひとりが「よりよいお店のために」を共通の行動目標と再確認し、多様化する顧客ニーズへの対応など、変化するライフスタイルに合わせた商品・サービスの提供に引き続き取り組み、地域社会への貢献、持続的な成長に向けた競争力と収益力の向上に努めた。

 また、重点施策である「業態の再構築」「店舗の生産性の向上」「オークワブランドの商品開発拡大」「マーケティング戦略の構築」「業務革新によるコスト削減具現化」「人的資本価値の最大化」「サステナビリティ経営の深耕」について取り組みを進めた。

 連結ベースの売上高は同2.2%増の568億円。売上総利益率は若干改善して27.5%となり、売上総利益は3億増の156億円。営業収入も1億円増加し、営業総利益が5億円増の188億円となったことで、販売費および一般管理費の4億円増を吸収。前年同期の営業損失3800万円を9700万円押し上げ、5900万円を計上した。

 262月期の連結業績については、営業収益で対前期比3.5%増の2590億円、営業利益で同58.1%増の21億円、経常利益で同45.6%増の21億円と大幅な利益回復を見込む。

ハローズ
<第1四半期決算>営業収益が対前年同期比8.6%増

 262月期第1四半期決算(非連結2531日~531日)は、営業収益が対前年同期比8.6%増の539億円、営業利益が同3.3%増の30億円、経常利益が同3.6%増の30億円となり、営業収益は高い伸びをみせた。

 253月から250店舗体制で営業収益5000億円を達成させる長期ビジョン「西日本5000億円構想」に着手。また、5月には株主との一層の価値共有を進めることを目的に、譲渡制限付株式報酬制度の導入を決議した。

 商品面では、重点販売商品の継続的な育成と並行して、適切な品質かつ低価格を基本コンセプトにしたプライベートブランド商品のシェアアップに注力。低価格販売を中心とした生活防衛企画や、自社カード・アプリ会員に対する買物優遇施策も継続して行った。

店舗運営面については、3月に「花尻店」(岡山県岡山市)、5月に「神辺モール店」(広島県福山市)を改装。買物がしやすい店舗づくりを進め、魅力度アップを図った。また、業務改善施策として自動発注システム拡大にも取り組んだ。

 売上高は同8.6%増の525億円。売上総利益率は0.6ポイントほど低下して25.4%となったが、売上総利益は売上高の伸びに伴い7億円増の133億円。また、営業収入が7900万円増えたことで、営業総利益は前年に比べて8億円増加した。

 一方、近年のインフレ環境に配慮し、従業員の生活支援を目的に賃金のベースアップを実施したことで「給料および賞与」が4億円増加。販売費および一般管理費全体では7億円増加して117億円に膨らんだが、営業総利益の増加分がこれを吸収し、営業利益を9700万円増やした。

 26年2月期の業績については、営業収益で対前期比6.4%増の2242億円、営業利益で同0.4%増の123億円、経常利益で同0.5%増の123億円を見込む。

 

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記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

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