ミニストップ、成長戦略の核、NEWコンボストアモデルとは

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コンビニ復活 メインイメージ

イオン(千葉県)傘下のミニストップ(千葉県/藤本明裕社長)は、中国・韓国事業から撤退し、国内およびベトナム事業に経営資源を集中させて経営改善を図っている。そして次なる成長源としてリアルとオンラインを融合した新しい買物体験の創出をめざす「Newコンボストアモデル」の確立を推進している。

「価格」「価値」の2軸で商品を開発

 ミニストップの23年2月期連結決算は6期ぶりの最終黒字(当期純利益128億円)となった。22年3月、韓国ミニストップの全株式を売却し、特別利益としてその株式売却益238億円を計上したことが大きく寄与した。

 藤本明裕社長は「22年2月期にはフィリピン、中国・青島のミニストップ事業からも撤退し、国内およびベトナム事業に経営資源を集中させてきた。営業利益ベースではまだ赤字だが、ベトナム事業は第4四半期、事業開始以来初の黒字化を達成するなど、経営改善が進んでいる」と手応えを語る。

ミニストップ外観
ミニストップは、新しい買物体験の創出をめざす「Newコンボストアモデル」の確立を推進する

 一方、国内事業のミニストップ単体は4期連続の営業赤字から脱しきれていない。

 しかしながら、一定の成果が出た取り組みもあった。ミニストップは23年2月期、

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記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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