米クローガー、インスタカートと組んで最短30分の配達サービス

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インスタカートのスタッフがクローガー店舗え商品を購入し、利用者に届ける
オンラインで注文を受けると、インスタカートのスタッフがクローガーの店舗で商品を購入し、利用者に届ける

 米スーパーマーケット最大手のクローガーは、米買い物代行大手のインスタカートと組んで、注文を受けてから最短30分で店頭の商品を配達するサービス「クローガー・デリバリー・ナウ」を始めた。

 クローガーが運営する「クローガー」「ラルフス」「フレッドマイヤー」「ハリスティーター」など35州の約2750店舗の周辺エリアに住む消費者が利用できる。対象は約5000万世帯。注文できるのは、店頭で扱っている食材、総菜、菓子、一般用医薬品、日用品など約2万5000品目。

 利用者は、クローガーのEC(インターネット通販)サイトか、インスタカートのECモール内の「コンビニエンス・ハブ」にアクセスし、商品を注文する。注文を受けると、インスタカートのスタッフがクローガーの店舗で商品を購入し、利用者に届ける。「インスタカート・エクスプレス」の会員は、注文金額が10ドルを超えると配達料が無料となる。

 クローガーは、店頭の商品を自社で配達する「クローガー・デリバリー」を2546店舗(8月14日現在)で行っているが、配送時間は最短で2時間。また、2017年からインスタカートとの提携で行っている配達サービスは、最短で当日となっている。

 クローガーの2020年のEC売り上げは100億ドル(約1兆1000億円)を超えたが、同社ではEC売上高と利益率を23年末までに2倍にすることを目指す。同社のロドニー・マクマレンCEO(最高経営責任者)は、「クローガー・デリバリー・ナウが、目標達成を後押しすることを期待する」と述べている。

記事執筆者

ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室では、日々の流通・小売業関連のニュースを配信するほか、メールニュースなどを通じてDCSオンラインユーザー様とのコミュニケーションを行っております。

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