米インスタカート、食品・日用品の30分配達「プライオリティ・デリバリー」開始

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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米インスタカートのアプリ画面
シカゴなど米国内の15都市にある提携先食品スーパー300店舗ほどでサービスをスタートさせた

 米買い物代行大手のインスタカートは5月27日、米国の15都市でアプリで注文を受けてから30分以内に食品・日用品を配達する新サービス「プライオリティ・デリバリー」を始めた。

 対象となるのは、シカゴ、ロサンゼルス、マイアミ、サンフランシスコ、シアトルなどの大都市。インスタカートの提携先であるラルフス、セーフウェイ、スプラウツ・ファーマーズ・マーケットなど300店舗以上の食品スーパーの商品を注文できる。

 今後数カ月でプライオリティ・デリバリーの対象都市を拡大する。インスタカートはプライオリティ・デリバリーの追加料金を明らかにしていないが、利用時間帯や混雑状況によって料金が変動するダイナミック・プライシングを採用するようだ。

 インスタカートでは、米7-イレブンの約6000店舗で30分配達サービスの実証実験を行ってきた。利用者が注文を完了させるとアプリに配達希望時間が表示される。配達スタッフが足りないと、30分で配達できない場合もある。

 インスタカートは米国とカナダの5500以上の都市で買い物代行サービスを行っており、600を超える小売りチェーンや独立系小売店と提携している。利用者から注文を受けると、インスタカートのスタッフが提携先店舗で商品を購入し、利用者に届ける。インスタカートのスタッフが常駐している提携先店舗もある。

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