年初来+65%上昇!評価高まるZOZO株 最高値更新の日は近いのか?

2021/09/06 05:54
椎名則夫(アナリスト)
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ZOZO株価は年初来+65%上昇

 ZOZOの株価が上昇しています。

 2021年8月の株価は4195円で終わりましたが、これは前月末比+13%、年初来+65%といずれも高い上昇率になりました。さらに、2018年7月につけた最高値4875円まであと16%に迫っています。

決算期 売上高 当期純利益
18年3月期 98,432 20,156
19年3月期 118,405 15,985
2020年3月期 125,517 18,804
2021年3月期 147,402 30,932

 この2018年7月以降を振り返ると、2019年3月期決算が増収ながら減益になり、あくる2020年3月期にはZホールディングスの傘下に入り、そして2021年3月期はコロナ禍というアパレル逆風の中で事業展開を余儀なくされる激動の展開になりました。

 このような大きな環境変化を経て、ZOZOが再び評価を取り戻している背景を整理します。

好業績継続の第1四半期
受託販売依存からの脱却の兆候も

 7月29日に発表された2021年4−6月期(第1Q)の決算は好内容でした。

 商品取扱高は1168億円(前年同期比+23%増)、売上高は388億円(同+15%増)、営業利益は125億円(同+20%増)などとなり、6四半期連続の増収増益です。

 しかし注目したいのは中身の変化です。

 同社の基幹事業であるZOZOTOWN事業の受託販売の取扱高および売上高がいずれも前年同期比+6%増で、その伸び率が減速しています。そのかわりに、PayPayモール事業と広告などが売上高を牽引しています(下図はサービス別の商品取扱高とその前期比<売上高ではない点に注意>)。

ZOZO2022年3月期1Q  (単位:億円、%)
商品取扱高 対前年同期比
ZOZOTOWN事業 906.4 6.6
受託販売 873.4 6.0
買取・製造販売 7.2 39.7
USED販売 25.8 23.3
PayPayモール商品取扱高 98 124.3
BtoB事業 62.4 4.8
その他 101.1

 この四半期の売上高は前年同期比実額で+51億円増加しましたが、最大の牽引役はPayPayモール事業の+16億円、ついで受託販売の+14億円、広告の+6億円に分解されます。

 複数の事業がバランス良く全社の業績を牽引していることが伺え、ポジティブな印象です。

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