スギHD21年2月期決算詳報、売上高6000億円突破で4期連続の増収増益 来期も好調見込む

若狭 靖代(ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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20年度は出店戦略やデジタル化がトピックス

 20年度、スギHDが注力した施策には以下のようなものがある。

 まず出店戦略の面では、安定した収益につながる調剤需要を狙った医療機関併設型の店舗に加え、主に都市部や繁華街で化粧品売場を拡充した「ビューティー特化型」の店舗の割合を増やした。これは、繁華街の店舗では利用客の若年化が進んでいることに対応した施策で、郊外型の店舗では取り扱っていない商品も含め、ラインアップを充実した。

 デジタル化施策では、携帯型情報端末やカウンセリングシステムを導入した。携帯型情報端末は、従来店舗事務室でしか確認できなかった在庫などの情報を、売場などでも確認できる携帯端末。発注作業などの効率化に役立った。一方カウンセリングシステムとは、化粧品コーナーでカウンセリングする際顧客一人ひとりに合った商品選定をサポートするとともに、電子カルテを用いて全国のどの店舗でも購入履歴を確認することができるもので、全店で導入を完了した。また、同社が提供する「スギ薬局アプリ」の会員数が400万人を突破。アプリでの販促を強化することで、販管費の抑制につなげている。

 また、海外事業については同社が業務提携する台湾のドラッグストアチェーン「大樹薬局(Great Tree Pharmacy)」へのプライベートブランド商品の提供、日本式ドラッグストアの運営ノウハウの共有などにも注力した。今後、台湾を足掛かりとして更なる海外展開をめざす。

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