サミット、今期10月頃からネットスーパー始動 スーパーサンシの知見・ノウハウ得る

2022/05/25 05:55
    大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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    「最初の3カ月が我慢のとき」

    4月に開業した「世田谷船橋店」(東京都世田谷区)
    4月に開業した「世田谷船橋店」(東京都世田谷区)

     23年3月期の業績予測は、営業収益が同4.1%増の3370億円、営業利益が同8.1%減の84億円、経常利益が同10.3%減の85億円、当期純利益が同1.9%増の61億円を計画する。

     電気料金などの諸経費の増加と新店の開業費用で、営業・経常利益こそ減益予想だが、一過性損失の減少などにより、増収増益を見込んでいる。
     
     今期、食品小売業各社は原材費や電気料金の価格高騰の影響を大きく受けると予測される。そうしたなか服部社長は「店長には『最初の3カ月が我慢のとき』と伝え、コストコントロールを徹底する。6月頃には値上げの局面がある程度落ち着くと予想しており、その時の世の中の状況を見極めて、販促策で対応していく」と述べている。

     今期の新規出店は4店を計画。すでに4月に開業した「世田谷船橋店」(東京都世田谷区)以外に、東京都で2店、神奈川県で1店をオープンする。そのうち2店は、近年開発を進めている小型店での出店だ。

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    記事執筆者

    大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

    1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

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