ユニクロ失速の秘密&通販KPIを活用した成熟時代の新しいアパレルビジネスのKPIとは

河合 拓 (株式会社FRI & Company ltd..代表)
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正しい通販のKPIを理解し、リアル店舗に応用したものが次世代KPI

Blue Planet Studio/istock
Blue Planet Studio/istock

最近、通販をちょっとかじった人間に「営業利益がマイナスではないか」と詰め寄ったところ、「LTVではプラスだからいいのだ」と言い返された。しかし、通販でLTVがプラスというのは当たり前の話で、マイナスなら、製造業でいえば「限界利益がマイナスである」と同義語(事業をやる意味が無いだ。そのLTVがCPAの合計値よりも大きくなっていなければ、赤字事業が続くだけなのだ。
彼は、「CPAは営業の仕事だから、自分は関係ない」という。意外とこの手の「聞きかじっただけ」で自分は会社に貢献していると信じている「洞窟の囚人」(古代哲学の洞窟論。自分の所属する組織以外のことは見えず、仕事をしている気になっている人)は多い。

まずは、簡単な書籍で良いので「通販KPI」の基本を学ぶべきだ。

ではなぜ、通販のビジネスモデルが大事なのかといえば、このモデルは成熟経済下、循環経済下のリアル店舗ビジネスと全く同じモデルだからだ。

 

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記事執筆者

河合 拓 / 株式会社FRI & Company ltd.. 代表

株式会社FRI & Company ltd..代表 Arthur D Little Japan, Kurt Salmon US inc, Accenture stratgy, 日本IBMのパートナー等、世界企業のマネジメントを歴任。大手通販 (株)スクロール(東証一部上場)の社外取締役 (2016年5月まで)。The longreachgroup(投資ファンド)のマネジメントアドバイザを経て、最近はスタートアップ企業のIPO支援、DX戦略などアパレル産業以外に業務は拡大。会社のヴィジョンは小さな総合病院

著作:アパレル三部作「ブランドで競争する技術」「生き残るアパレル死ぬアパレル」「知らなきゃいけないアパレルの話」。メディア出演:「クローズアップ現代」「ABEMA TV」「海外向け衛星放送Bizbuzz Japan」「テレビ広島」「NHKニュース」。経済産業省有識者会議に出席し産業政策を提言。デジタルSPA、Tokyo city showroom 戦略など斬新な戦略コンセプトを産業界へ提言

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