【千趣会】業績不振で希望退職280人募集、星野社長は退任

2018/10/29 17:15
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 カタログ通販大手の千趣会は10月26日、業績立て直しを図るための事業構造改革の一環として280人の早期退職を募集すると発表した。

 

 同日時点で45歳以上の正社員と契約社員が対象で、退職日は12月31日付け。退職者には特別退職金を支給する。

 

 業績不振の責任を取って、星野裕幸社長(58歳)を含む4人の取締役が10月31日付けで退任するほか、11月から来年3月までの5ヵ月間、4人の取締役の月額報酬総額を1300万円から400万円に減額する。後任の社長には、取締役執行役員東京本社代表の梶原健司氏(57歳)が就任する。

 

 千趣会は同日、従来は3億円の黒字を予想していた2018年12月期の連結営業損益が60億~70億円の赤字(前期は42億円の赤字)になりそうだと発表した。連結売上高が従来予想を65億円下回るほか、在庫削減のため値引き販売を増やすため。

 

 今後は、大阪本社を売却して、大阪・東京の両本社を移転するなど資産処分とコスト削減を進めるほか、EC(インターネット通販)を強化するなどして、早期の業績の回復を図る。

 

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