ローソンとワタミが配送トラックのシェアを開始、4月6日から

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和民手づくり厨房とローソンの配送トラック
写真はイメージ(ローソン ニュースリリースより)

 ローソン(東京都)と外食業などを運営するワタミ(東京都)は3月14日、商品配送トラックの「物流シェアリング」を4月6日(土)から開始すると発表した。

 この取り組みはローソンのトラック非稼働時間を活用し、ワタミが運営する「ワタミの宅食」の商品を埼玉県東松山市の製造工場から首都圏の約20営業所へ配送するというもので、両社にとって初の試みであり、物流の2024年問題に対応し持続可能な店舗網の構築を目指す。

 協業の背景には、ローソンが働き方改革関連法の施行やCO2排出量削減、コスト抑制を目的に昨年12月より配送回数の削減を進め、非稼働時間が発生していた一方で、ワタミでは「ワタミの宅食」事業において配送効率の問題に直面しており、週末などで配送量の減少が課題であった。

 今回の協業により、両社は配送効率化と環境負荷の低減を図りながら、持続可能な物流体系への転換を図ることに成功。今後、2024年度中のさらなるエリア拡大をめざすとしている。

【協業内容】
開始日および実施日:4月6日(土)から開始し、土曜・日曜・祝日に限定して実施
対象地域:東京都、埼玉県の営業所約20ヵ所(同エリアで土日祝に稼働している営業所総数は約100ヵ所)
配送時間帯:夜間から早朝にかけて
対象となる商品数:約3,200食/1日平均

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