ファミリーマート 食品ロス削減率、2018年度対比27%を達成

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ファミリーマートの外観3

 ファミリーマート(東京都)は10月25日、2023年8月までの店舗における食品ロスの削減率が、2018年度対比で約27%となったことを発表した。

 同社は、環境に関する中長期目標「ファミマエコビジョン2050」を策定し、温室効果ガス(CO2排出量)の削減、プラスチック対策、食品ロス削減の3つのテーマについて数値目標を設定しており、「食品ロス削減」については、店舗における食品ロスの削減を、2018年対比で、2030年に50%、2050年に80%の削減を目指している。

ファミリーマートの食品ロスの削減

 具体的な取り組みとして、消費期限の迫った商品に値下げシールを貼って値下げ販売する「ファミマのエコ割」を実施しており、これにより軽減作業が簡素化され、全国の店舗の9割以上で実施されている。 

 また、特殊な包装技術を導入し、商品の消費期限を1日から3日延長する取り組み(ロングライフ化)が行われ、全国の店舗で「てまえどり」を推奨する掲示物を通年で掲示し、廃棄物の削減を図っている。

 さらに、規格外商品を活用した商品開発やお中元ギフトの全国在庫残りを割引価格で販売。 また、2021年4月から全国展開する「ファミマフードドライブ」は、現在、47都道府県にある2535店舗で実施されている。

 同社は、今後もサプライチェーン全体で食品ロスの削減を推進していくとしている。

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