ニトリHD 国内自社物流拠点再構築で仙台市・福岡市にDC新設

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ニトリの仙台DCの外観イメージ
仙台DCは、既存の仙台DCから移設する物流拠点となり、機能集約で東北エリア全体をカバーする物流拠点として稼働する。(画像はプレスリリースより)

 ニトリホールディングスは、宮城県仙台市と福岡県福岡市に、新たに自社物流センター(DC)を開設すると発表した。同社は物流拠点の再構築をめざし、総額約3500億円を投じて、国内に約8万2644平方メートルから約39万6693平方メートル規模の自社物流センター8カ所の新設を発表している。既に石狩DC、神戸DC、名古屋DC、幸手DCの新設を発表しており、今回の2拠点はその一環。

 ニトリの物流拠点の再構築は、物流拠点の最適配置と機能集約を柱とし、出店加速、EC需要拡大等による物量増加に対応する機能拡充に加え、CO2排出抑制や効率の向上、コストの大幅な削減を目指している。

 仙台DCは、仙台港や仙台東部道路の仙台港ICから5km圏内に立地。既存の仙台DCから移設する物流拠点となり、機能集約で東北エリア全体をカバーする物流拠点として稼働する。延床面積は、約8万4000平方メートル。竣工時期は2024年8月1日の予定。

 福岡DCは、博多港コンテナターミナルから700mほどの距離に立地しており、海外コンテナのドレージ輸送に適した立地。既存の九州DC(糟屋郡篠栗町)からは16kmほどの距離に立地し、両DCで中国・九州・沖縄エリアを広くカバーする。延床面積は10万9939平方メートル。竣工時期は25年1月1日を予定している。

ニトリの福岡DCの外観イメージ
福岡DCと既存の九州DCで、中国・九州・沖縄エリアを広くカバーする。(画像はプレスリリースより)

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