松屋と三越伊勢丹、銀座店で訪日客対応を強化

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 松屋と三越伊勢丹は訪日外国人の来訪が多い銀座店で、専用売り場を設けるなどして訪日客対応を強化する。

 松屋は9月30日、銀座店裏の駐車場2階に訪日客専用の化粧品売り場「ツーリスト ショップ&ラウンジ」を開く。売り場面積や約132平方メートルで、中国人をはじめとする観光客にお土産として人気の資生堂、SK-Ⅱなど4ブランドの化粧品カウンターを設置。中国語や英語が話せる美容部員が化粧品を対面販売する。

 免税カウンターを設けてすぐに手続きができるようにするほか、ラウンジスペースも併設し、休憩できるようにする。

 一方、三越伊勢丹は改装中の三越銀座店を9~10月にかけて順次オープンする。9月2日には、免税手続き、購入した商品をホテルや空港に配送する手続きなどを受け付ける海外顧客サービスカウンターを開設、2015年中には空港内の免税店と同じように消費税のほか関税、酒税、たばこ税が免税となる空港型免税店を8階にオープンする。16年2月には一定の金額以上を購入した客が利用できる「海外顧客ゲストラウンジ」も開設する予定だ。

 銀座ではJ.フロントリテイリングが16年11月の開業を目指して松坂屋銀座店跡地を含む大規模再開発を進めており、売り場面積約4万6000平方メートルとエリア最大規模の商業施設が新たに誕生する予定もある。

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