【イオン】上半期としては3年ぶりの営業減益、GMS事業の不振響く

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 イオンが発表した2012年3~8月期の連結業績は、営業利益が前年同期比7.5%減の706億円と上半期としては3年ぶりの減益となった。

 GMS(総合スーパー)事業の営業利益が前年同期に比べてほぼ半分の77億円に減ったのが主な要因。前年の震災特需の反動に加えて、6~7月にかけての天候不順の影響を受けた。

 SM(スーパーマーケット)事業の営業利益は9.7%増の96億円だったが、昨年12月に子会社化したマルナカと山陽マルナカの連結効果が大きく、それを除けば減益だったと見られる。

 ミニストップを中心とする戦略的小型店事業も営業利益は20.7%減り、32億円にとどまった。

 一方、イオンモールを中心とするディベロッパー事業が8.2%増の195億円、イオンクレジットサービスが中心の総合金融事業が27.3%増の130億円の営業利益を上げ、全体の収益を支えた。

 13年2月期通期での営業利益は7.3~12.4%増の2100億~2200億円と従来からの予想を変えておらず、下期の利益達成目標はかなりハードルが高くなる。

 なお、売上高に当たる営業収益は上半期で8.3%増の2兆7192億円と増収を確保した。
 

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