取扱高160億円突破!ZOZOUSED、お客が何度も利用したくなる「循環型」ビジネスとは

堀尾大悟
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AI導入によって売買の予測精度が向上

 一次流通と二次流通が一体となったプラットフォーム運営によって、「一人のお客さまに対してさまざまなデータを紐づけられるようになった」と島村氏は語る。つまり、新品と古着、さらには購入と売却も含めた行動履歴を1つのユーザーIDで捕捉・管理することができ、より高い解像度でユーザーの行動特性を把握することができている。

 近年、ZOZOではこのユーザー情報を活用したAIの行動解析に力を入れている。

 「AIの機械学習によって、一人のユーザーにどの価格を提示すれば買取りにつながりやすいか、どういう商品をレコメンドすれば購買につながりやすいか、といった予測の精度が高まっている」(島村氏)

 AI導入後、的中率(ZOZOUSEDでの商品の売却価格に対して予測価格が的中した確率)は導入前の1.5倍に向上したという。また、買い替え割における値づけの精度も高まり、ユーザーからの買取り価格は25~35%向上したという。

 2019年にはヤフーを傘下に持つZホールディングスの子会社となったことも話題になったZOZO。そのZホールディングスでは「日本・アジアから世界をリードするAIテックカンパニーを目指す」と宣言しており、社内AI人材を育成するプログラム「Z AIアカデミア」を展開するなどAIを経営の柱に据えている。そのZホールディングスグループとのシナジーも、AI注力の背景にはあるだろう。

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