スシロー運営会社に是正勧告=5分未満の賃金未払いで―労基署
大手回転ずしチェーン「スシロー」を運営するあきんどスシロー(大阪府吹田市)が、過去に5分未満の労働時間を切り捨ててその分の賃金を支払っていなかったとして、中央労働基準監督署(東京都文京区)から是正勧告を受けていたことが11日、分かった。
スシローの「ヤエチカ店」(東京都中央区)に勤務する男性アルバイト(20)が労基署に申告していた。あきんどスシローの親会社フード&ライフカンパニーズは「是正勧告を頂いたのは事実。内容を確認中で対応については真摯に検討している」(広報部)とコメントした。
男性が加盟する労組「首都圏青年ユニオン」などによると、是正勧告は昨年12月25日付でヤエチカ店に出され、労働時間が5分単位で計算されていた2022年8月までの未払い分の支払いを求めた。同様の訴えはほかにもあり、既に埼玉県と仙台市の店舗に勤務する従業員が各地の労基署に是正を申告しているという。