週刊スーパーマーケットニュース 「首都圏SM物流研究会」が受賞

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今年3月に「首都圏SM物流研究会」を発足したサミット、マルエツ、ヤオコー、ライフコーポレーションの4社は7月14日、持続可能な食品物流構築に向けた取り組みが評価され、「サプライチェーン イノベーション大賞 2023」で優秀賞を受賞した。4社は「首都圏SM物流研究会」の設立により「物流2024年問題」をはじめとする物流危機を回避し、社会インフラとしての責務を継続することを目的に、物流の効率化をめざしている。その結実に向けた取り組みに期待したい。(7月14~20日のニュースをまとめました)

首都圏で事業展開するSM4社が「首都圏SM物流研究会」の発足を発表した。左からサミットの服部社長、マルエツの本間社長、ヤオコーの川野社長、ライフの岩崎社長

みやぎ生活協同組合
「八木山店」をリニューアル

 みやぎ生活協同組合は7月14日、「みやぎ生協八木山店」(宮城県仙台市)をリニューアルオープンした。奥行きのある店舗であることから、平台の設置方法を工夫し、奥まで見通しの良い店舗を実現。また、日配売場をこれまでの1.6倍、総菜売場を2.1倍に拡大した。

  • 所在地…宮城県仙台市太白区八木山本町2-33-1
  • 売場面積…664坪
  • 営業時間…9時30分~22時(日曜日9時~)

ベイシア
「前橋ガチャタマVol.1」を設置・販売

 ベイシアは7月26日から群馬県前橋市内の5店舗で「前橋ガチャタマVol.1」(1回300円)を設置・販売する。昨年10月に発売した群馬県伊勢崎氏のご当地ガチャタマ「伊勢崎ガチャタマVol.1」は、累計販売数が2万5000個を超えている。第2弾のガチャタマは、前橋市にゆかりのある企業をモチーフにしたキーホルダーをカプセルに詰め込んで販売。売上の一部は地域の文化振興のため、前橋市に寄付する。

東武ストア
高速バスを活用して朝採れ高原野菜を直送

 東武ストアは7月24日から高速バス「尾瀬号」を活用した客貨混載事業として、群馬県片品村の朝採れ高原野菜を「東武ストア勝どき店」(東京都中央区)「東武ストア東雲店」(東京都江東区)「東武ストア晴海三丁目店」(東京都中央区)で販売する。

 片品村の農家が「道の駅」に出荷したとうもろこしやトマトなどの朝採れ高原野菜を高速バス「尾瀬号」に積み込んで運行し、終点の「バスタ新宿」から車庫へ回送する際に3店舗のいずれか1店舗に配送。当日中に店舗で陳列し、販売を行う。これまで「勝どき店」のみで行っていたが、好評なことから2店舗を追加した。

オギノ
空調・冷蔵・冷凍設備の一体的自動制御でCO2を大幅削減

 オギノは7月17日、2店舗で実験導入していたテクノミライが提供するエネルギーマネジメントシステム「BAMDS/COA」を、今年度中に20店舗に導入することを発表した。

 デジタル技術を活用し、店舗の空調設備、売場冷蔵・冷凍設備の出力調整を一体管理することで、導入店舗の電力使用量を前年比平均約13%、CO2排出量を年間約1640トン削減。従来、空調設備と売場冷蔵・冷凍設備は別々に運用されていたが、既存設備を一体的にシステムで自動制御し、温度管理することで、店舗全体の電力使用量の大幅削減を可能にする。

マックスバリュ東海
初の木造店舗をオープン

 マックスバリュ東海は7月20日、小型スーパーマーケットの「エクスプレス小山須走店」(静岡県駿東郡)をオープンした。環境に配慮したサステナブルな店舗をめざした、同社初の木造平屋建ての店舗だ。木は成長過程でCO2を吸収するため、鉄骨造よりもCO2の排出量を削減できることから、木造づくりとした。

  • 所在地…静岡県駿東郡小山町須走244-3
  • 売場面積…120坪
  • 営業時間…6時~23時30分
  • 駐車台数…17台
  • 従業員数…12名(うち正社員1名、8時間換算)

さとうグループ
「フレッシュバザール京丹後弥栄店」を開店

 さとうグループは7月13日に「フレッシュバザール京丹後弥栄店」(京都府京丹後市)を開店した。食品スーパーマーケット業態としては71店舗目の出店で、京丹後市では3店舗目。生鮮食品と総菜は鮮度と味にこだわり、グローサリー、菓子、酒類などの加工食品は、EDLPをコンセプトに幅広く商品を取り揃えた。鮮魚売場では調理加工のサービスを行うほか、冷凍食品の品揃えを強化した。

  • 所在地…京都府京丹後市弥栄町溝谷4297-1
  • 売場面積…179坪
  • 営業時間…8時~22時
  • 駐車台数…74台
  • 従業員数…社員5名、パート・アルバイト21名(8時間換算)

コープこうべ
コープエコファームを設立して農業に新規参入

 生活協同組合コープこうべは7月7日、みずほ協同農園の株式をすべて買い取りコープエコファームを設立。持続可能な食・農への貢献や地域社会の活性化をめざし、農業に新規参入するかたちだ。今後はエコファームを拠点として、安全・安心な農産物の生産を軸に、農業後継者の育成などにも取り組んでいく。

丸久
水道局に飲料水を寄贈

 丸久は7月17日、山口県下関市上下水道局に2ℓペットボトル1800本、500㎖ペットボトル2400本分の飲料水を寄贈したことを発表した。6月30日からの豪雨による川の氾濫で水道施設が被害に遭ったことを受けたもの。飲料水は市民の給水に役立ててもらう。

マックスバリュ西日本
「恩田店」をリニューアル

 マックスバリュ西日本は7月22日に「マックスバリュ恩田店」をリニューアルオープン。「楽しさ・おいしさ・便利さを実現!お客さまが毎日行きたくなるお店に!」をコンセプトに、商品の品揃えを強化した。店内でつくる新鮮な旬の魚を使った揚げ物、煮物、焼き魚や、新しく鉄板を導入して広島風お好み焼きなどの出来たて総菜を展開するほか、簡便・即食商品や冷凍食品の品揃えを充実させた。

  • 所在地…山口県宇部市神原町2-7-55
  • 売場面積…577坪
  • 営業時間…8時~23時
  • 駐車台数…196台

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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