23年8月1・15日合併号　徹底分析「万代」強さの秘密

「ロピア」「オーケー」など関東の有力勢力の進出、大手流通グループを軸とした合従連衡の加速など競争がし烈になりつつある関西において、万代がシェアを安定的に維持・拡大し、顧客ロイヤルティを高められる理由とは？注目店調査、競合との比較調査、消費者購買データの分析、専門家＆関係者＆一般消費者の見方など様々な切り口と視点から、業界内でも今まであまりフォーカスされることのなかった、「万代の強さ」に迫りました。 また、今号の連載「売場づくりと販促の強化書」では、「ライフ セントラルスクエアららぽーと門真店」「ジャパンミート吉岡店」の注目店2店舗の売場づくりを徹底調査したほか、「ロングライフチルド総菜」の解説記事も掲載しています。

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編集後記

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」　この一節から始まる宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」が話題です。舞台は滋賀県大津市、冒頭の「西武」は20年８月末に閉店した西武大津店のこと。閉店までの１ヶ月間、「西武」を舞台に主人公の女子高生などが色々な出会いからつながり、話が展開していきます。　小説のキーとなる百貨店は、単なる店を超えた「文化」であり我が街の誇り。なくなると知ってはじめて、重要性に皆気づかされる。「本店」を見に池袋に行った主人公。「もはやデパートというより街だな」と感嘆するその本店の未来は、いまや誰にもわからないというのも皮肉ですね。

（阿部）

イオン（千葉県）の新ネットスーパー「グリーンビーンズ」がついにオープンしました。　実際に利用してみて、７時から23時（私のエリアでは22時）まで１時間ごとに配送枠を選べる点、「ピカール」のような独自性のある商品を扱っている点、選びやすいUIなどは魅力的でしたが、当日配送が選べない点、最低注文金額（4000円）が設定されている点、「◯◯円以上で送料無料」がない点などに物足りなさを感じました。　当然、グリーンビーンズは現在が完成形というわけではなく、今後進化を続けていくと思われます。個人的には、リアル店舗のように高頻度で利用できるサービスになることを期待しています。

（小野）

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