【コージツ】投資ファンドによる株式公開買い付けに反対意見を表明

2011/08/18 10:30
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 登山・アウトドア用品専門店のコージツ(東京都千代田区)は8月16日、投資ファンドのDRCキャピタル(同)による株式公開買い付け(TOB)に対して、反対意見を表明した。DRCキャピタルは7月22日にTOBを開始したが、コージツは弁護士や公認会計士など第三者委員会で検討した結果、買い付け価格が低く、企業価値向上につながらないと判断した。

 

 第三者委員会はTOB価格を1株当たり130円から147円に引き上げるようDRC側と協議したが、拒否されたという。

 

 DRCは昨年7月、コージツの第三者割り当て増資を引き受け第2位株主に浮上、コージツ株の約17%を保有すると共に代表の青松英男氏がコージツの社外取締役に就任している。

 

 コージツはジャスダック上場で、2011年11月期の売上高は123億円(前期比23.9%増)、営業利益は5億円(47.5%増)を見込んでいる。08年11月期と09年11月期は2期連続で最終赤字となるなど業績不振に苦しんだが、前期から回復傾向にある。

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