イトーヨーカドー新田店店舗レポート 初導入したサニテーションカウンターとアウトレットコーナーに注目

大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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イトーヨーカドー新田店の外観

イトーヨーカドー 新田(しんでん)店

〒340-0053 埼玉県草加市旭町6-15-30
電話:048-943-0510
東武鉄道伊勢崎線「新田」駅より徒歩5分

見どころ

▶初導入の「アウトレット」コーナー
▶約20SKUのスイーツを販売する「ドルチェスタンド」
▶新装開店を機に新設したインストアベーカリー

イトーヨーカドー新田店 川﨑久美子店長
川﨑久美子店長
「お客さまの声に寄り添った品揃えを提供し、地域の“シンボル”のような店になれるように努力してまいります」

 イトーヨーカ堂(東京都/三枝富博社長)は10月30日、埼玉県草加市に「イトーヨーカドー新田店」(以下、新田店)を開店した。1972年に開業した店舗で、以前は衣料品も扱う2層の総合スーパー(GMS)だったが、19年2月にいったん閉店。従来の約半分となる売場面積2221㎡の、1層の食品スーパーとして建て替えオープンした。建て替え前は、基本商圏を半径10㎞圏とする広域集客型の店舗だったが、同1㎞圏に設定し、小商圏で、高頻度で利用される店をめざす。年商目標は非公表。

 新田店は、東武鉄道伊勢崎線「新田」駅から南西約500mにある。

 基本商圏には約1万6000世帯/3万4000人が居住。世代別人口構成比では40代、次いで60代が多く、世帯別人員数では1~2人の少人数世帯が全体の65%を占める。

 商圏内の競合店としては、「新田」駅に隣接して「東武ストア新田店」があるほか、北西約200mの「ビッグ・エー新田店」や、西北西約500mの「アコレ草加新田店」といった、価格訴求力の高いディスカウントストア(DS)が至近で営業している。

 新田店は、イトーヨーカ堂にとって19年11月に開店した「イトーヨーカドー食品館川越店」(埼玉県川越市)以来、約1年ぶりの新装開店となる店舗だ。特徴として、川越店では見られなかった、新たな取り組みが多く導入されている。

 代表例を挙げると、

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記事執筆者

大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。

最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

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