ルルレモン、2年半ぶりの新店「青山店」オープン 世界初の取り組みと男性顧客増加の理由とは

2022/11/25 05:55
    両角晴香
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    カナダ・バンクーバー発の高機能スポーツウェアブランド「ルルレモン」は、アパレルの枠を超え「体験型ブランド」として着実な成長を続けてきた。日本には2017年に上陸。ポップアップストア & スタジオからスタートし、20206月には六本木ヒルズ店をオープン。その後、新宿、銀座、大阪など7店舗まで店数を増やし、202211月に25ヶ月ぶりとなる新店「青山ストア」を開店する。新店は、屋上を備えた2からなる路面店。立地を青山にこだわった理由や戦略について、ルルレモン アスレティカ ジャパン(東京都/ステュワート・テューダー社長)でブランドマネージャーを務める田島淑江氏に伺った。

    日本伝統の焼杉板を使用し、ジャパンオリジナルのデザインを追求

     

    店内1階の様子
    店内1階の様子

     グローバルブランドとして、全世界に約600店舗を有する高機能スポーツウェアブランドの「ルルレモン」。1998年カナダ・バンクーバーで高機能ヨガウェアブランドとして創業して以来、ランニング、ゴルフ、テニス、ハイキングなど、対応するアクティビティを広げ、さらに、日常カジュアルウェアのOTMOn The Move)のラインも展開している。

     ヨガパンツとして人気の「アライン」はトップスからボトムスまでのシリーズ展開で価格は7,500円~16,800税込、以下同)。アウターウエアは4万円台で「お値打ち感がある」と人気だ。主な購買層は30代の女性が多いが、近年ではリモートワークでリラックスウエアを求める男性顧客も急増している。

     新店舗「ルルレモン青山」の1階では日本で人気のOTMOn The Move)と呼ぶ日常カジュアルウェアをメインに、2階ではルルレモンが特に強みを持つヨガなどの各種スポーツウエアを展開する。他店舗に比べ、OTMのラインナップが豊富なのが特徴だ。

     開店まで1年をかけた準備期間のこだわりは、随所にみられる。店舗外観正面(ファサード)と店内の一部壁には、日本伝統の製法で杉板を炭化させた「焼杉板」が敷き詰められている。シックな黒光りで明暗のコントラストを際立たせつつ、冷たい印象になりがちなモノトーンとは一味違う、ソフトで落ち着いた印象を醸し出している。

     「当社のブランドカラーである黒、白、赤、グレーのうち、通常の店舗では白と赤を基調としたデザインがメーン。今回は久しぶりの日本での出店で、かつ青山という先進的なカルチャーを持つ街にふさわしいデザインは何かを考えた結果、他の店舗とは見え方がまったく違うオリジナルデザインを実現した」とルルレモンアスティカジャパン ブランドマネージャーの田島淑江氏は話す。

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