どうなる「ツルハ」と「クスリのアオキ」 イオンの出資先で問われるガバナンスと再編の予兆
気になるイオンの対応は?
リリースでの表明をどう読めばよいか
そこで気になるのがイオンの対応です。
8月1日、イオンはツルハの事案について、会社側(ツルハのこと)提案を支持するリリースを行いました。これによれば(一部抜粋すると)
- ドラッグストア業界における再編の必要性、有効性は広く認知されており、特に大手同士の再編の重要性や、地方のドラッグストアの再編の重要性は、当社も認識している
- 「誰もがヘルス&ウエルネスのサービスを等しく受けられる社会の実現」を目指しており(途中略)ドラッグストア業界における各企業間の連携、協力が一層必要となってくると思料(編集部注:思いはかること)
- これまでのツルハと当社との資本業務提携に基づく良好な関係を維持・強化し、当社とツルハとで共に社会課題を解決していくことが重要であると考えており、今後これについて、ツルハと真摯に協議を行っていきたい
と述べられています。
とはいえ、
プロフィール
椎名則夫(しいな・のりお)
都市銀行で証券運用・融資に従事したのち、
米系証券会社のリスク管理部門(株式・クレジット等)を経て、
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