イオン新業態「パレッテ」2号店、下末吉にみる商品・売場の進化と今後の戦略
イオン(千葉県)がひっそりオープンし業界の注目を集めたディスカウントストア(DS)の新業態「パレッテ」。2020年12月に1号店の「高座渋谷店」(神奈川県大和市)を開業した後、出店を重ねてすでに3店舗体制を構築している。21年4月に開店した2号店「パレッテ下末吉店」(神奈川県横浜市)を調査し、店づくりの進化をレポートする。(調査日4月23日、26日)※文中の商品価格はすべて本体価格
1号店開業後わずか半年で3店体制に
「パレッテ下末吉店」(以下、下末吉店)は、JR京浜東北線「鶴見」駅から北西約2.3㎞の住宅街に立地する。20年12月に閉店したビック・ライズ(神奈川県)の食品スーパー(SM)「食品館あおば下末吉店」の跡地に居抜き出店している。最寄りの競合店としては、西側の隣接地に加工食品や日配などの食品を多く扱うドラッグストア「クリエイトSD鶴見下末吉店」がある。

パレッテは「新生活様式に対応した未来型ディスカウントストア」を掲げ、イオンが開発した新業態だ。低価格を実現するべくローコスト・オペレーションを追求する一方、洗練された内装デザインや、来店動機の創出を図るべくインストアベーカリーや小型家電・雑貨などの非食品コーナーを導入。アルディ(Aldi)やリドル(Lidl)といった欧州で急伸するハードディスカウンターの先進的な店づくりを取り入れた店舗開発で業界の注目を集めている。なお、パレッテは店舗や商品において「イオン」グループであることを訴求していない。グループ各社とは一線を画し、まったく新しい業態開発に挑戦していると考えられる。
パレッテは1号店開業後、4月15日には2号店の「下末吉店」(横浜市鶴見区)を、5月28日には1号店と同じ神奈川県大和市に3号店の「大和鶴間店」をと、2、3号店を立て続けに出店。わずか半年ほどですでに3店舗体制を構築している。
冷蔵ケースを多く導入「オリジン」の弁当も販売
下末吉店を訪れると、
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