ドコモ、出前・食品宅配サービス「dデリバリー」を終了、6月末で

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NTTドコモは2月1日、出前・食品宅配サービスの「dデリバリー」を終了すると発表した。写真は2017年6月、東京の販売店で撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

 NTTドコモは2月1日、出前・食品宅配サービスの「dデリバリー」を終了すると発表した。5月1日午前2時で注文の受け付けを終了、6月30日午後1時で全てのサービスの提供を終える。

 dデリバリーは2014年5月にサービスを開始した。スマートフォンのほか、タブレットやパソコンなどから、宅配ピザや宅配寿司、ハンバーガーや牛丼などのファーストフード、ファミリーレストラン、カレー専門店などの料理を注文できる。

 新型コロナウイルスの感染拡大もあって出前・食品宅配サービスの需要は拡大しているが、Uber EATS(ウーバーイーツ)や出前館が赤字覚悟の積極投資で事業を拡大しているほか、フィンランド発のWolt(ウォルト)が新規参入するなど競争は激化している。

 出前館の2020年8月期の連結決算は、売上高が前期比54.6%増の103億円に伸びたものの、純損益は41億円の赤字(前期は1億円の赤字)と、先行投資により損失が大幅に拡大した。

 ドコモでは、「現在の事業環境に鑑み、経営資源を集中すべくサービスを終了する」としている。

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dデリバリーは2014年5月にサービスを開始したが、競争環境が厳しく撤退を決めた

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