販売員が年収1000万円超を目指せる!EC売上500億円超のベイクルーズが店舗接客を重視する理由

2022/03/10 05:55
    久保佳那
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    コロナ禍による生活様式の変化により、店舗への来客が減っているアパレル各社。その中で500億円を超えるEC売上高を記録しているのがベイクルーズ(東京都/杉村茂CEOだ。しかし、ECが好調である同社が重視するのは、意外にも店舗接客だという。その理由や、同社の販売スタッフのキャリアについて、広報の菅悦子氏と、Deuxieme Classe (ドゥーズィエム クラス)」有楽町店の販売スタッフ阿部栞氏に聞いた。

    販売のキャリアを極めることで、年収1000万円を目指せる

    Deuxieme Classe
    「Deuxieme Classe(ドゥーズィエム クラス)」有楽町店内観

     アパレル販売員のキャリアは副店長になり店長になるというのが定石で、それ以外のキャリアが描きにくく行き詰まりを感じる人は多い。給料を上げるためには、バイヤーやプレスなどほかの職種に転向し、本社に行かなくてならないと考える販売員がかつてはほとんどだった。

     しかし、「ベイクルーズでは販売はクリエイティブな仕事であり、プライドをもって続けてもらえる仕事だと考えている」と、広報の菅悦子氏は話す。同社は、販売員の給料体系を変えるなどさまざまな取り組みを行ってきた。その取り組みのひとつが『ベイスター制度』だ。

     ベイスター制度とは、約2000名の販売員から優れた販売成果を出したスタッフを選出する制度のことで、2014年にスタートした。一定の予算、エントリー募集をクリアした対象者は希望すれば、ベイスターの選考を受けられる。役員面接を行い、販売に対する考え方を確認し、接客にクリエイティビティや独自性があるか、といった観点で選出される。現在は、約50名のスタッフが認定されている。

     ベイスターに選ばれると、毎月の給料に加えてランクごとに手当が支給されるので、給料アップにつながる。ベイスター制度は販売員が対象となるベイスターFA(ファッションアドバイザー)と、店長が対象となるベイスター店長の2種類があり、店長職は両方を兼任することも可能だ。ベイスターFAとベイスター店長の両方で最高ランクに認定された場合、年収は1000万円を超える。販売のキャリアを極めることで年収1000万円以上も目指せるのだ。

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