“お昼休み”をシフトしてもいい従業員、ダメな従業員

2011/03/07 03:30
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 会社の“お昼休み”は、45分~60分と非常に短く、慌ただしい。

 

 この僅かな時間に食事をして、コーヒーを飲んで席に戻るのだから、ひょっとすると仕事をしているよりもタイムマネジメントは難しいのかもしれない。

 

 しかも、エリア内の就業者数とレストランの需給バランスが悪い場合には、食事を取るにも命がけ。休憩時間内の大半を待ち時間に充てなければいけないこともあるだろう。

 

 だから、多くのサラリーマンたちは頭をひねって、“早メシ”、“遅メシ”など、タイムシフトをすることで、ゆったりしたランチタイムにあずかろうと必死だ。

 

 ただ、企業にはタイムシフトをしていい部署とそうではない部署があるはずだ。

 

 たいていの企業の“お昼休み”は12時~13時までの1時間。就業規則にも「原則として」と前置きしながらも、しっかりと記されている。だから、この時間帯は、どこの企業も電話の数は極端に少なくなる。

 しかし、13時を過ぎると、電話の数は一変。早朝同様、一気に増え出す。

 

 ということは、タイムシフトすることが許されるのは、この時間帯に外部からの連絡が少ない部署の従業員に限られるといっていい。

 電話が多かったり、電話を取るのが仕事である部署にいる従業員は、席に居てくれないと、結局は他の従業員に迷惑をかけ、企業の効率を著しく悪いものにしてしまう。

 

 「しかし、そんなことも顧みずに好き勝手に“お昼休み”を取る従業員が少なくないんだよ。注意すれば逆切れするし、ホントにまいっちゃうよ」と西新宿(東京都)の某企業に勤務する私の友人Tが嘆いていた。

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