ローソン、4割節電のモデル店=冷気逃さぬガラス扉採用

時事通信社
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ローソンの外観
ローソンは4日までに、電力の使用を抑制できる設備を多数導入した節電モデル店を川崎市にオープンした。

 ローソンは4日までに、電力の使用を抑制できる設備を多数導入した節電モデル店を川崎市にオープンした。サンドイッチなどを並べる冷蔵の陳列棚は、冷気が逃げないようにガラス扉を設置した。モデル店の電力使用量は2013年度の一般店と比べて4割抑制。電気料金は年間100万円ほど削減できるという。

 この店舗は「ローソン川崎中島三丁目店」。設置した扉は断熱効果の高い複層ガラスで、結露で曇って商品が見えなくなるのを防ぐ。アイスクリームなどの商品を上から取る冷凍の陳列棚にもアクリル製の扉を設置した。

 飲料を並べる扉付きの大型冷蔵棚には、入り口近くに置く栄養ドリンク用の冷蔵棚を統合。結露防止用ヒーターは最小限にした。

 これらの取り組みで店舗設置の費用は1割弱ほど増えるが、省エネ効果で回収できると見込む。ローソンは節電効果を検証し、24年3月以降の新規出店で標準導入を目指す。既存店でも同じ時期から改装の際に導入したい考えだ。

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