楽天、共通ポイント事業で11社と提携、今秋スタート

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 楽天は4月9日、インターネットとリアル店舗の両方で使える共通ポイント事業で、J.フロントリテイリングやサークルKサンクスなど11社と提携したと発表した。

 これにより、全国約1万3400のリアル店舗で「楽天スーパーポイント」を貯めたり、使ったりすることが可能になる。共通ポイント事業は今年秋からスタートさせる。

 楽天と加盟店は共通ポイントカード「Rポイントカード」を発行する。共通ポイント事業に参加するのは、前述の2社のほかコンビニエンスストアの「ポプラ」、ダスキンが運営する「ミスタードーナツ」、コーヒーチェーン「プロント」、出光興産の給油所「出光サービスステーション」など。

 「楽天市場」や「楽天トラベル」など楽天グループのインターネットサービスで使える楽天スーパーポイントの会員は現在約9000万人。ポイント事業に参加する企業はこうした既存会員の来店を期待できる。すでに自社でポイントプログラムを実施している企業でも、楽天の共通ポイントを併用できる。

 共通ポイントではファミリーマートなどが参加する「Tポイント」(会員数約4600万人)とローソンなどが参加する「ポンタ」(同約6000万人)が先行しているが、楽天はネットとリアルの融合を強みに利用を拡大していきたい考えだ。

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