【米コストコ】創業者のジム・シネガル氏が引退、年内で

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　米会員制ホールセール・クラブ最大手のコストコは、創業者のジム・シネガル氏が年内でCEO（最高経営責任者）を辞任し、後任には社長兼COO（最高執行責任者）のクレイグ・ジェリネック氏が昇格すると発表した。就任は2012年1月1日付け。

　シネガル氏は1983年にコストコ１号店をシアトルにオープン、創業10周年の93年には同業のプライス・カンパニー（店名「プライス・クラブ」）と合併するなどして、同社を会員制ホールセール・クラブ最大手に育て上げた。今年８月末現在、米国内で429店舗、カナダ、メキシコ、日本、韓国など海外７ヵ国で170店舗を展開、870億ドル（約６兆8000億円）の年商を上げている。

　息子のマイク・シネガル氏は日本法人の社長を務めていたこともある。

　後任のジェリネック氏は創業の翌年にコストコに入社し、店長なども務めた生え抜き社長だ。